studio COOCAに行ってきました 

【studio COOCAに行ってきました】

こんばんは。
コドモゴコロクラブお茶目隊長の二上です。

先週から、母と姉がこちらに来ていたのですが、
あいにく仕事や出張でまったく会えず、
今日になって午後にようやく会いました。

かねてより予定していた、平塚にあるstudio COOCAへ。
ここは、知的・精神にハンディキャップを持った方々が、
それぞれのやりたいことをや好きなこといかして収入を得るために
自由で活発な創作活動ができる場所です。

毎日新聞に載ったり、描いた絵が何十万円で売れたりと、
すでに有名になっているアーティストさんも多く、

私も昨年、大磯市でバッグを購入しましたが、
相変わらず個性豊かで彩り鮮やかな作品が多かったです。

coocaelevator

スタジオにいらっしゃるアーティストのみなさんも明るくて親切な方が多く、
「こんにちは!」とか、「お客さん?」とか、「どこから来たの?」とか、
ご自分の作品を説明してくださったりと、
とても積極的に話しかけてきてくださいました。

私の姉は、初めはつまらなさそうに見学していましたが、
いざ自分の絵をみてもらえるとなると、
顔が輝いていました。

帰り際に施設長さんとお話しさせていただく機会がありました。
姉の、ぼろぼろになっても使っているノートや、
そこに貼られた黄色を通り越して茶色くなったセロテープ、
そしてしわくちゃになっているノートをとっても褒めていただきました。

施設長の関根さんは、一見ゴミに見えるようなものも
アートなんだということをお話ししてくださいました。
それが、彼らは計算していないようで、実は計算された美なのだ、とも。

(母と私はちょっと反省!)

さらに、「何もしない時間」があってもいいとも。
「これをして」「次はあれをして」と、やることを型にはめる施設は多いけれど、
COOCAではそういうことは一切しない。

だからこそ、伸び伸びとした作品ができあがるのかもしれませんね。

驚いたのは、絵を描くのが好きだったり創作するのが好きな人が集まってくるわけではなく、
絵なんて描いたことない方も、COOCAにいると自然と描けるようになったりするそうです。

 

今日は作品を見せにきてくださった方があんまりにもかわいくて、
彼女の書く文章もとっても心を安らかにしてくれたので、
思わずポーチを購入してしまいました。

minorichan

ちょっと姉に似ているのかも。

最後、バスの時間が迫っていて慌ただしくなってしまいましたが、
母と姉にはとてもいい刺激になったみたいで嬉しかったです。

ハンディキャップを持つ方の作品は、
心にストレートに響くものが多いので大好きです。

良く見せようとか、飾ろうとか、そういうものがあんまりなくて、
心のピュアな部分に触れてくる感じ。

あ、感性に直接アクセスする感じかも。

もっと広まったら嬉しいなーと思いながら、
まだブログなどでご紹介しているだけなんですが、
もっと自分が成長したら、ご一緒できたらいいなと考えています。
(今はキャパオーバーな感じです…)

 

ところで、3月21日は世界ダウン症の日だそうで、
オーストラリア人の友人が、素敵なサイトをシェアしてくださっていました。

生まれてくる赤ちゃんが、ダウン症だと気付いたお母さん。
この子がどんな人生を送れるか不安になっているそのお母さんに、
15人のダウン症を持つ方々がメッセージを送っている動画です。

全編英語の字幕ですが、ぜひご覧になってみてください。
とても温かくて、感動します。

それでは、明日も楽しいこと・おもしろいことをたくさん見つけられますように!