純真さが綴る書の美しさ 

【純真さが綴る書の美しさ】

おはようございます。
コドモゴコロクラブお茶目隊長の二上です。

連休明けに、目黒の雅叙園で開催されているという、
ダウン症天才書家の金澤翔子さんの展覧会に行ってきました。

雅叙園の百段階段という、東京都指定有形文化財に、
翔子さんの書が展示されているのです。

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雅叙園に行くのは初めてだったので、
こちらもわくわく^^

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小雨が降っておりましたが、なんとまぁ、
日本庭園ってどうして雨が似合うんでしょうね、
というほど、気持ちが良かったです。

百段階段は撮影禁止でしたが、
翔子さんの伸び伸びした書と、お母様の泰子さんが綴る文章が
一緒に展示されていました。

翔子さんの自由奔放で純真無垢な書が大好きです。
姉の描く絵と通じるところがあります^^

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↑お土産用にポストカードを購入しました。

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↑こっちのクリアファイルは自分用。

彼女の作品を見ていると、
障がいってなんだろうか…
と、ふと思ってしまいます。

私は字が恐ろしく下手なので(習字は習ってすぐ辞めてしまいました・汗)、
翔子さんみたいな素敵な字は書けません!
姉みたいにカラフルな絵も描けません!

だから、障がいがあるとかないとか関係なく、すごいなと思うし、感動します。

以前、東洋思想に基づいた経営哲学を教えていただいている先生から、
「障がい者って、本当はあなたたちのことだよ。
彼らにはよけいな欲がないから、純粋に天の声が聞こえてそれを体現できるんだよ」
と言われたことがあります。

翔子さんのお母様のご著書にも、
「翔子さんは、生きるのに余分なものをすべてそぎ落として生まれた」
みたいな一文があったように記憶しています。

仕事をし、様々な思惑の中で働いているときに
ふと彼らの純粋さに触れると、
自分がもといた場所に戻ってこられるような感覚になります。

ああ、思い出させてくれてありがとう。みたいな。

私にはダウン症の姉がおり、いつも自分をリセットしてくれて
いたのだと思います。

楽しいことばかりではないのは、知っています。
幼いころから、母の涙も何度か見てきました。

それでも、私は姉の妹として生まれてきたことが幸せです。
姉と、両親に感謝です^^

そんな風に思いを巡らせてくれた翔子さんと泰子さん、展覧会にも感謝です^^

それでは、今日も楽しいこと・おもしろいことをたくさん見つけられますように!