【人を喜ばせるという生き方】
おはようございます。
コドモゴコロクラブお茶目隊長の二上です。
「アンパンマン」の生みの親の、
やなせたかしさんが先日亡くなられましたね。
心よりご冥福をお祈りいたします。
享年94歳とのことだったのですが、
2013年8月に掲載された「ほぼ日刊糸井新聞」では、
「目もよく見えず耳もよく聞こえないのに仕事が来る。
来るからしかたないからやる」
といったようなことをお話しされていました。
アップルの故スティーブ・ジョブズ氏をはじめ、
いろいろなところで感じますが、
やはり世界でも尊敬されている方、人の喜ぶことをする方
というのは、亡くなる直前まで仕事をしているのですね。
このたびやなせさんの訃報を聞き、
心にぽっかり穴があいたような気持ちになりました。
ところで私は、コドモの頃からアンパンマンの大ファン
というわけではありません。
「アンパンマンのマーチ」の歌詞の素晴らしさも、
大人になってから改めて感動したくらいです。
ただ、以前にMOEという絵本雑誌を購読していたことがあり、
そこでやなせさん特集があった号はきちんと取ってあり、
なぜか今でも実家保管されています。
昨年実家に帰ったときも、部屋の整理をしようとしたのですが、
読み返してみて「素敵なことを描く方だなー」と、やっぱり
捨てられませんでした。
心の片隅に引っかかっていたことは確かです。
うまく説明できないのですが、
やなせさんの短い文章やかわいらしいイラストが
すーっと心にしみわたってくるのです。
多くのコドモだけでなく、大人も魅了したやなせさん。
たくさんの方々の心に希望という光を灯し、
2011年の震災の時もアンパンマンが現地のコドモたちを
励ますことに一役買ったそうです。
私の心にぽっかりあいた穴。
それは、「世の中から偉大な人がまた一人いなくなってしまった」
という、残念な気持ちの表れかもしれません。
(賛否両論あるでしょうが)当時、時代の最先端を進み、
多くの方々に最先端の斬新さと影響を与えたマイケル・ジャクソンが
亡くなったときの気持ち似ています。
お二人とも、多くの方々を喜ばせてきたことに間違いはありません。
人間として素敵な生き方の一つだなと思うし、私もそうありたいと思います。
最後に、やなせさんの言葉で締めくくります。
『人生の楽しみの中で最高のものは、
やはり人を喜ばせることでしょう。』
(やなせたかし『人生なんて夢だけど』より)
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