【漫画から学ぶ】
こんばんは。
コドモゴコロクラブお茶目隊長の二上です。
ここ一か月ほど、ずーっと気になっている漫画があったので、
ついにツタヤで借りてみました。
週刊少年サンデーで連載されている「マギ」という少年漫画で、
友情、成長、冒険、剣と魔法などが散りばめられた、
エキゾチックな世界が舞台の物語です。
↑公式サイトから引っ張ってきました。
お持ち帰りOKだったので…。
実はアニメ化して一年以上たっているようです。
グッズ化もゲーム化もしているようですし。
ということは、人気ってことですね(遅)!
読んでみると、予想以上に深かったです。
少年漫画らしくファンタジックな冒険ものなのですが、
中身は哲学的なことも描かれていました。
いろいろ書くとただの作品紹介で終わってしまいそうなので、
印象的だったものを書きます。
その一つは、
「この世に差別や貧困、飢えは人の作為でもたらされているのであり、
人を恨むエネルギーがあれば、それらは消えることがない」
といったような内容が描かれていたことでした。
この世の中が善になるか悪になるかは、すべて人の気持ち次第。
人と人が恨みあう以上、ひとつの争いを終わらせても
延々と続く。
だからこそ、争いは争いで治めてはいけないということが描かれている気がしました。
「景気」も「気」という字が入っているように、
人の気持ち次第で良くも悪くもなるということと似ていると思いました。
もう一つは、
「自分が何者であるかという問い」に対しての答え。
主人公がこの世界に出てくる前にいた特殊な空間で、
「自分とは何者なのか」をその場にいた別の人物に訊いたところ、
全く答えてもらえないということがありました。
のちにその人物は、主人公には自分の目で世界を見て、自分の足で歩み、
自分が何者であるかを自分の力で探ってほしかったから、
というふうに答えているシーンがありました。
わからないことがあると、ついついすぐに答えを訊いてしまうけれど、
その答えを悩みながらでも、まずは自分で試行錯誤してみることが
成長なのだということを、改めて教えていただきました。
あと最後の一つは、
主人公たちはやっぱり「キレイゴト」を提唱し、実践しているということです!
「人と人の間の恨みをなくしたい!」とか、
「一人の死者も出さずに戦争を終える!」とか、
キレイゴトですが、悩んだ泣いたり挫折したり苦労したりしながらも、
主人公たちは前へと進んでいっています。
最近は漫画といえばワンピースと、友人からたまに貸してもらうナルトくらいしか
読んでいなかったんですが、ただのエンターテイメントではないということを
再認識したように思いました。
書評のようなものはしだすときりがないのですが、
最近の中では印象の強い方だったので、備忘録的に書かせていただきました。
それでは、明日も楽しいこと・おもしろいことをたくさん見つけられますように!