【目盛りを細かくする】
おはようございます。
コドモゴコロクラブお茶目隊長の二上です。
先日の太極拳の練習の時に、私たちの教室で練習している
32式剣のレベルをさらに上げるというお話がありました。
より細かいご指導をいただき、身体的にも精神的にも向上していくことになりそうです。
私もちょうど32式剣の個人種目に出場したあと、もっとうまくなりたい!
もっと細かいところに気を配りたい!と思っていたので、
願ったりかなったりの嬉しいニュースでした。
そして希望通り(!)、その日はビシバシとしごかれました…
できていない現状は悔しくて大変だけど、
ここからさらに上へ上へと昇っていけるチャンスがあると思うと、
嬉しい方が大きいです。
太極拳の動きは繊細です。
ただ腕や足を動かせばいいものではなく、
「腰が回るから足が前にでて、さらに足に降りた力が腕に伝い…」
などなど、細かい力の伝わり方をものすごく考えます。
なので、太極拳ををずーっとずーっとやっていると、
より細かいことに気づきやすくなるそうです。
このことを、同じ日に二人の先輩からお伺いしました。
お二人とも、
「目盛りが細かくなる」
という表現を使っていらっしゃいました。
目盛り…。
いろんなものによく気がつく。
そういえば最近読んだ雑誌にも、「気づき」についての対談記事がありました。
最近、私の周り、特にパーフェクトコース3期生の間で
「致知」という雑誌がはやっています。
(本屋さんでは売られていない、定期購読雑誌です)
その2014年5月号に、昨年の甲子園に初出場にして初優勝をした、
前橋育英高等学校硬式野球部監督、荒井直樹さんと、
イエローハット創業者の鍵山秀三郎さんの
「凡事徹底という力」という記事があります。
3,957校の頂点に立つという偉業を成し遂げた荒井監督が徹底したのは、
挨拶や掃除という、当たり前とも言えるような、ごく普通のこと。
これらをコツコツと積み重ねてこられたそうです。
人は何かを1、2回やっただけでは急に敏感になったり
気づけるようになったりするものではなく、
それこそ小さなことでも毎日毎日続けるからこそ、
気づけるようになれるのだと。
荒井監督のが前橋育英に就任したとき、
当時の野球部は荒れていたそうです。
それを、まずは地元から愛されるチームを目指そうということで、
自治体の役に立とうと、花を植えるのを手伝ったり、
ゴミ拾いをすることにしたそうです。
それを続けることで、練習でも小さな変化に気づけるようになったとのことです。
ここで気づく人になるために、2つ大事なことがあるそうです。
一つは、微差、僅差をいつも追求し続けること。
「これでいいや」で終わらせない。
積み重ねると大きな力になるので、いつも徹底すること。
もう一つは、人を喜ばせること。
ただゴミを拾えばいいのではなく、地域の人やその施設の人を喜ばそうという
意識が大切で、これが気づく人に変わり、人間関係や練習にも連鎖する。
ここでも出てきました、人を喜ばせること^^
そして、自分の行いがおおざっぱになっていないかを見直すきっかけを、
太極拳と致知の両方からいただきました。
幸い、私にはとっても丁寧な仕事をする方が身近にいるので(誰のことかは…)、
さらに勉強させていただこうと思います。
今までは「えー、そこまでこだわらなくていいんじゃないですか」とか
適当に受けとめていましたが、自分の中でも時々、徹底しないと気が済まないことがあります。
今後はそれを「たまに」ではなく、毎回することにします。
美的センスも磨かれそうです!
それでは、今日も楽しいこと・おもしろいことをたくさん見つけられますように!
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